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●東南アジアからの便り⑦:ゼミ生のエッセイ

NN

東南アジアに留学中の学生からエッセイが届きました。普段は学術的な文章を書く練習をしますが、このエッセイは自分の感情や思いをもとに書かれています。ゼミでは稀なことですから、皆さん楽しんでください!


今回は3年生の小山藍さんのエッセイです。




インドネシア、マカッサルにきて早いことで1ヶ月が過ぎた。

インドネシアに初めてきた私にとって、毎日驚きと魅力的なことに溢れている。


もちろんインドネシアに来て最初は、慣れないことも多かった。例えば、日本では当たり前のようにシャワーから綺麗な水やお湯がでるが、インドネシアでは、冷たい水を浴びる「マンディ」が普通だ。だが、毎日暑いインドネシアでは、水を浴びればシャキッとすることができる。


慣れない環境の中でもインドネシアの人々はいつでもどこでも私を温かく迎え入れてくれる。学校でも、寮でも、タクシーの運転手さんもだ。学校では、先生も生徒も私の拙いインドネシア語を理解してくれようとしてくれる。学校に行けばHalo Ai~と言ってくれ、知っている日本語を話してくれたり、授業では日本はどうなんだと聞いてくれたりする。プロジェクトの調査で訪問した学校でも、どの学校も沢山の食べ物を準備してくれてようこそと出迎えてくれた。友達も家に招待してくれて泊まっていきなよとも言ってくれる。


また、買い物に行くのに私はよくバイクやタクシーを使う。その運転手さんも、どこからきたのと聞かれ日本からだと答えると、日本について知っていることを話してくれ、インドネシアのことも色々教えてくれる。


本当に多くの人が、日本のことや日本語をよく知っていることに驚いた。日本人にインドネシアのことを聞いてもよく知らない人がきっと大多数であるに違いない。日本ではインドネシアのことを知らない人が多いことに、少し恥ずかしくも感じる。


日本もおもてなしが素晴らしいと言われるが、インドネシアも日本に劣らず、寧ろ日本以上だと感じる。このような、優しさと思いやりで溢れているインドネシアを多くの人に知ってもらいたい。


(いつも仲良くしてくれる学校の友達)




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